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なんくるないさぁ
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まさかリアルにネタ的な夢みるとは思わなかったよ・・・。

以下BLEACH妄想SSにつき 見ないほうがよろしいです。多分。
夢みた内容にちょーっと肉付けした感じです・・・。
ついに自分も ・・・ って感じですが、もうそれはいいです。
そんな自分でもいいじゃないか♪(レッツ開き直り)


ちなみにカテゴリーの「Delusion」ってのは 辞書で引いてみてください。



一たつ?違う違う。  ・・・啓たつ ?びっみょー・・・だな。




――――――――

「でぇぇええ!! 集まったの こんだけかよ!!」
「悪かったわね・・・」
8月中旬。・・・空座町にとって 花火大会に次ぐ一大イベントのお祭り。
学校の近くにある神社がメイン会場で、そこら辺を中心に様々な店が出ている。
・・・・・・花火大会ほどの盛り上がりはないが、それでも、
神社の周りは いつもと違う雰囲気で人通りが多くなっている。


時は夕刻。そろそろ空須川沿いで花火が上がり始めるような時間・・・・・・


「まさか・・・まさか有沢だけしか来ないとは・・・!!」
花火会場へと向かう人の流れが少しずつできてきている中、
メインの神社への階段前で啓吾はひとり大騒ぎをしていた。

「るさいなぁ・・・ あたしもあんたしかいないとは思わなかったわよ。」
その階段で 竜貴は座り込んでため息をついた。
先日のインターハイでは1年生にして準優勝。
本人いわく、骨折さえなければ優勝できた。 とか。
そんな骨折の跡は 今はもうほとんどない。ギプスというより包帯が巻かれている程度だ。


大体織姫はともかく一護まで 今はいない・・・
(来る途中に公園で小学生とサッカーをしてるオレンジ頭は見たけど、
明らかに別人のような動き方だったから 話しかけるのはやめといた)
浅野が人を呼んだとこで ・・・たかが知れてるだろうな とは思ってた。
でも・・・なんか期待してた のかもしれない。

「あたしがバカだったか・・・」
またひとつ大きなため息をついて、竜貴は立ち上がった。
「お?」
「あたし帰るわ。」

「ちょっ!待って!! せめて花火ぐら
「どうせあんたしかいないんでしょ? だったら帰る。」
ひとりで騒いでいた啓吾が 彼女の声に振り向いた・・・が、
振り向いたときにはすでに人の流れとは逆の方に歩き出していた。


「うわーんっ!なんでだよぉっ!!」
クラスの連絡網を使って片っ端から電話した。
来たは来たで絶対テンション下がるであろう石田にも!
今度こそ浴衣で来てくれると思ってた井上さんにも!
「・・・む、分かった」とかいって 来てくれるであろうチャドにも!
その他千鶴センパイとか水色とか とかとか・・・!いろいろかけたけど!

みんな留守(か あるいは返事があいまい)だって・・・!!


「ああ・・・俺も何のために来たんだかわかんなくなっちまったぜ・・・」
人の流れの中に さっきまでいた彼女の背中を目で追う・・・
人の流れもずいぶん増えてきたなぁ・・・
と、ずいぶん派手な格好をした男が歩いてきた。

「な・・・なんだぁ、あれ・・・」
本人の目の前でこんなことを言うのは失礼にもほどがある気がするので、
啓吾は言葉を飲み込んだ。
でも
・・・誰も男に目を向けないのが不思議で仕方がなかった。


ドンッ

男が竜貴とのすれ違いざまにぶつかった。
相当強い力だったのか、彼女は一瞬よろめいた・・・が、
すぐ向きを変えて男の肩をつかんだ。

「ちょっとあんた! 人に思いっきりぶつかっといてごめんなさいもなしかよ!!」

彼女は自分より高い位置にある大きな肩でも平気でつかむ女だ。
・・・相手の態度によってはこの場でシメられかねない。

「・・・あ?」

男と目が合った。    ・・・・・・なに・・・こいつ・・・
青と緑の中間のような薄い髪色に、瞳もそれと同じが少し濃い色・・・
目の下にはタトゥーみたいのがある・・・
格好も奇抜すぎるというか、半そでのジャケットみたいのを着てて・・・
おなかのあたりに黒い丸が・・・まさかホントに孔が開いてるわけがない・・・よね

「すんませんすんません!うちの連れが!!」

すると竜貴は急に誰かに腕を引っ張られ、その男から離された。


「ちょっ・・・ 何してくれんのよ!」
腕を引っ張って 人気の少ない路地の入り口まで連れてきたのは啓吾だった。
竜貴は男から離れたところで 腕を思いっきり振って手を離させた。
・・・啓吾はどうやら息切れしている。
「あいつ・・・ 気づかなかったか・・・?」
「なに・・・に・・・・・・?」
いつもにない 妙に複雑な表情をした彼に、竜貴も調子を合わせた。

「あの男は 誰にも見えてなかったんだよ・・・!」


「うそ・・・だろ?」
啓吾は あんな奇抜なスタイルなのに誰も目を向けないことを不審に思っていた。
竜貴もまた 肩をつかんで男を引き止めたとき、
周りの目が男ではなく彼女自身に向いている(それも冷ややかに)ことに気づいていた。


「じゃあ・・・」
「もしかして・・・・・・」

「「ユウレイ?」」




もちろん、啓吾はその後 その男に似たような風貌の男や黒い着物の男たちに遭遇することも、
竜貴は 今日遭った男を再び・・・幼なじみと戦っている姿と同時に目撃することも、

今は知るよしもない。













************
思ったけどこんな容量のでかい日記って載せれるの?

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